栄養豊富なスーパーフード「モリンガ」
おすすめの調理法と摂取時の注意点
最近ダイエットフードとして注目を集めている「モリンガ」。インドやアジア、アフリカなど亜熱帯地域で栽培されていて、250余りもの豊富な栄養成分を含むスーパーフードとして人気が急浮上しています。「高脂血症に良い」、「コレステロール下げる」などのほか、ダイエット食品としても注目されるモリンガの効能や副作用、そしておいしく食べる方法などをまとめました。
250種類以上もの栄養素を含むモリンガ
モリンガの代表的な効能は、体内の炎症を抑えてくれることです。46種類の抗炎症、抗酸化物質をはじめ、250種類以上の豊富な栄養成分を含むモリンガ。人体で自ら生成できない9種類の必須アミノ酸が含まれています。炎症を除去してくれるクオセチンという成分の含量がキャベツの約60倍。カルシウムや鉄の含量も牛乳やアンチョビより格段に高くなっています。
葉も、果実も、茎、種子、根も、すべて栄養の宝庫
モリンガの花はポリフェノールが豊富、種にはミネラルが豊富で、葉には亜鉛とセレンがたっぷり。モリンガは、まさに捨てるところがない栄養の宝庫です。果実は体内のナトリウム排出に役立ち、花は肝臓に良いクエルセチン成分が豊富。また葉を主材料としたモリンガ粉末は、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富で、ポリフェノールなどの抗酸化成分も含まれており、デトックス効果が期待できます。また、ポリフェノールには細胞の老化を防ぐ働きがあり、お肌の美容や老化防止にも役立ちます。このほか、種にもミネラルが豊富で、水質の浄化作用も確認されています。根には強力な抗生、殺菌作用があり、関節炎などの炎症改善に役立つことが知られています。モリンガに期待される効能としては、アンチエイジング、炎症緩和、毛髪強化などがあります。
モリンガ粉末の食べ方
通常モリンガの葉はスープやお茶で煎じて飲みます。近頃よく販売されているモリンガの葉の粉末はハーブとして水に混ぜて飲みます。おすすめは、牛乳、バナナ、モリンガ粉末をシェイカーやミキサーで混ぜてつくるモリンガスムージー。モリンガとバナナを一緒に摂取すると、血管の炎症抑制に役立ちます。また料理にふりかけて食べてもOK。ほうれん草のソテーにモリンガ粉末1杯を入れて混ぜて食べてもおいしいですよ。
副作用についての注意点
空腹時にモリンガを摂取すると、嘔吐、下痢などを誘発することがあります。また、モリンガはカリウム含有量が高く、腎臓にはあまり良くありません。腎臓に疾患のある方は副作用の可能性があるので、医師に確認してください。この他に子宮収縮を誘発することが報告されていますので、妊婦や女性疾患を患っている方は摂取を避けるようにしてください。