薄毛への悩みは男性のものというイメージが定着してしまっています。
それは薄毛になる原因が男性ホルモンであると考えられていたため、女性は「ハゲない」といわれてきたからです。
しかし、実際は女性も抜け毛・薄毛の悩みを抱えています。
妊娠・出産による抜け毛・薄毛だけではなく、それ以外の原因でも抜け毛・薄毛は起こりえます。
女性の抜け毛・薄毛の原因は幾つか考えられます。

◎更年期（更年期障害）
女性にとって更年期は避けられないものだといえるでしょう。
人によって症状や程度に違いがありますが、更年期には間違いなく誰しもが女性ホルモンが激減します。
女性ホルモンは女性にとってとても大切なもの。
肌や髪に大きな影響を与えているのが女性ホルモンだからです。
女性の髪を健康に保っているのが女性ホルモンです。
健康な髪とは、太くて艶やかなもの。
更年期により女性ホルモンが激減してしまうことで、髪がどんどん細くなり、抜け毛が増えて薄毛が進行していくのです。

◎ストレス
誰しもが何らかの形でストレスを感じています。
ある程度のストレスであれば特に問題もなく、それも上手く発散できればそれ以上問題視することはありません。
現代女性は結婚しても仕事を続けている方が多くなってきています。
仕事から家に帰ると家事や育児が待っています。
仕事でもストレスが溜まり、家でも更に溜まっていってしまいます。
それらのストレスを上手く発散することができなければどんどんに蓄積され、自律神経の乱れや睡眠不足、血行不良が起こります。
それらが抜け毛の原因となり、ヘアサイクルが乱れてしまうため薄毛が起こってしまうのです。

◎間違ったヘアケア
抜け毛・薄毛の悩みを抱える20代女性で多いのが間違ったヘアケアをしていること。
１日に２回以上もシャンプーをしたり、トリートメントを良く洗い流さないなどが問題です。
まず、１日に何度もシャンプーをしてしまうと、頭皮に必要とされる皮脂まで除去してしまいます。
また、トリートメントやコンディショナーをきちんと洗い流さないことで毛穴にそれらが詰まってしまい、逆に頭皮に悪影響をおよぼす場合もあります。
そういった間違ったヘアケアが女性の抜け毛や薄毛を引き起こしてしまう可能性があることを覚えておきましょう。