彩都ライフサイエンスパーク・リーブ21研究所とは?

40年に及ぶ研究成果を結集したリーブ21の発毛システムは、さまざまなタイプの脱毛に大きな成果をあげています。私たちはこれに慢心することなく、さらなる「発毛」を追究しつづけています。大阪北部の彩都ライフサイエンスパーク*1)にある「リーブ21研究所」では、遺伝子工学や生化学的手法を駆使し、最先端の研究を進めています。

リーブ21の自社研究所は2005年に開設いたしました。毛髪に特化した研究を自社の研究室で行う一方で、多くの大学との共同研究を通し、様々な分野の知見を広めてまいりました。また、研究所とお客さまとの直接的な関わりでは、毛髪中のミネラル濃度を測定する「毛髪分析」があり、その結果は、食生活改善のアドバイスに活用されております。リーブ21では、新たな研究成果を速やかに商品化し、お客さまのもとへお届けするための商品開発体制も整えています。研究所で得られたデータは商品改良や新商品開発にスピーディに活かされる体制となっています。

*1)彩都ライフサイエンスパークは、大阪北部地域におけるバイオクラスター形成の中核を担うリサーチパークです。

研究所開設

2005年4月1日、大阪府茨木市の彩都ライフサイエンスパーク内に自社研究所を立ち上げました。開設当時は、小さなバイオベンチャーがいくつかあるだけでしたが、ここ10年で大企業や公的な研究所も建ち並ぶ巨大なリサーチパークに変貌を遂げました。そういった周囲の環境にも刺激を受け、リーブ21研究所における研究テーマも日々刻々変化しています。いくつかその研究内容をご紹介します。

まず一つ目は、男性型脱毛に特化した研究です。脱毛にはさまざまなタイプがあり、AGAと呼ばれる男性型脱毛症であっても実際の症状は人によって大きく異なります。男性ホルモンが多いとAGAになりやすい、というイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし一般に男性ホルモンとよばれるテストステロンは、それほど脱毛に悪影響を及ぼしません。テストステロンが5αリダクターゼという酵素によって活性の強いディハイドロテストステロンに変換されると、そのディハイドロテストステロンが毛乳頭内の受容体と結合し脱毛を引き起こすのです。つまり、テストステロンが多くても、ディハイドロテストステロンにならなければAGAは起きにくいと言えるわけです。こういった脱毛のメカニズムに注目し、5αリダクターゼの阻害や男性ホルモンと毛乳頭内の受容体の結合阻害といった多面的な視点からアプローチし、男性型脱毛を防ぐ素材探索を行っています。

二つ目は、一般的に知られる自然天然のエキスから有効な成分を見つけ出す研究です。どういうことか例を挙げて簡単に説明すると、大豆にはイソフラボンというフラボノイドが含まれており健康に良いと多くの人が認知されていると思います。大豆という身近な食品の中から特別な機能を持つ成分イソフラボンを見つけ出すというような研究アプローチを発毛・育毛に関する視点で行っております。

AGA解消法と有害ミネラルについての詳細はこちらから

自社での研究

自社での研究と学会発表

自社研究所では、多種多様の植物エキスなどのスクリーニングを細胞試験や遺伝子発現、また毛包器官培養等の手法を用いて行っています。これらの結果を踏まえ、商品改良を行い、知見がまとまった際には、学会発表を行うなどして情報の発信に努めています。

2009年7月神戸ポートアイランドにあるTRI
(神戸臨床研究情報センター)に研究所開設

毛包組織の構築といった毛髪メカニズムの基礎研究にも力を入れることにしました。自社でこのような基礎研究を取り組むきっかけとなったのが、アカデミアである大学との共同研究です。次に、これらの共同研究実績をご紹介します。

大学との共同開発

京都大学再生医科学研究所との共同研究

毛包組織の一部である内毛根鞘の分子メカニズムに注目し、ヘアサイクルにおける毛包形成の解明に取り組みました。その成果は、論文*1)や特許出願にまとめられました。

京都産業大学工学研究科との共同研究

毛乳頭細胞内のある酵素に注目し、論文2報*2) * 3)がアクセプトされました。

金沢大学医学系研究科との共同研究

頭髪の遺伝子発現の差に注目し、脱毛症の判定に活用できるマーカーの探索研究を行い、特許出願に至りました。

近畿大学との産学連携

商品開発に関する共同研究も行っており、多数のメディアで取り上げていただいたのでご記憶の方も多いと思いますが、ブロッコリースプラウトに育毛作用を発見しました。この成果は、「髪皇すぷらうと」という商品になり、産学連携で生み出された商品として、近畿大学でもたびたびメディアに紹介いただいています。

*1 ):Experimental Dermatvology [2009, 18(2):152-159] *2 ):Archives of Dermatological Research June 2009, Volume 301, Issue 5, pp 357-365
*3 ) :Archives of Dermatological Research May 2010, Volume 302, Issue 4, pp 263-270
毛髪分析

毛髪研究とは別に、会員さまに提供するサービスとして、毛髪中の微量ミネラルを測定し、食生活のアドバイスに活かす「毛髪ミネラル分析」を行う「分析技研」を同じく彩都ライフサイエンスパーク内に2007年開設しました。サービス提供が始まり、数年すると、脱毛されている方の毛髪には特定の元素が特徴的に多く出ているのでは?と感じるようになりました。そこで、データを正しく解析するために近畿大学薬学部公衆衛生学教室に協力を求め、解析したところ、鉛やヒ素、アルミニウムなどの元素が脱毛者に有意に多く含まれている知見を得ました。そこで「脱毛者における毛髪中有害ミネラルの含有量」という内容で、日本衛生学会や日本公衆衛生学会で発表させていただきました。

活用と展望

リーブ21と近畿大学医学部および薬学部の共同で行なった調査では、生活習慣がAGAに影響を及ぼすことが示唆されました。「脱毛は遺伝する。」「遺伝するから何をしてもハゲる。」そういった間違った思い込みで、諦められる方は多いと思います。科学は日々進化しています。さまざまなアプローチで脱毛に向き合うことで、リーブ21はお客様に満足していただけるよう努めてまいります。生活習慣や有害ミネラルの研究、毛髪の基礎研究、動植物エキスのスクリーニングを通して、リーブ21研究所は、よりよい商品やサービスの提供を目指していきます。